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12.62017
太陽光発電メンテナンスにおける駆付け体制の構築について
最近、特に低圧案件を中心に、定期点検と一緒に現場の発電量の管理や、
現地に駆けつけて1次対応をしてもらいたいという相談を多数いただきます。
テクノケアでは、管理案件で駆け付けを実施している物件も多数あり、1か月に数件程度ですが、
現場に駆け付けるケースがあります。
現場にいち早く駆け付ける体制をいかに構築するか?
これは、非常に重要なポイントです。特に低圧の場合、主任技術者の方もいらっしゃらないので
定期点検以外で、設備をチェックする機会がありません。
先日もあるオーナー様からの依頼で、
”発電量が実は、落ちているように感じていたが、よく分からずそのままにしていた”
というご相談があり、現地に伺うとパワコンが1台停止していました。
このような事態はよくあります。
”発電量がどんどん落ちていて、現場に行ったらひどく汚れが溜まっていた。”
”夏場に現場に行ったら草が伸びてパネルが埋もれていた。”
これでは、折角の事業計画も計画倒れに終わる可能性が出てきます。
また、放置しておくとホットスポットやバイパスダイオード故障など故障や事故に繋がるケースもあります。
では、このような状況を回避するためには何が必要でしょうか?
1つは、遠隔監視装置を設置することです。これは低圧や高圧の分散型であれば、
パワコン単位で発電量が確認できる装置、高圧で大型のパワコンの場合は、できればストリング監視できる
装置をつけることで、パワコン停止や汚れによる悪化などはすぐに発見することができます。
従って、まだ遠隔監視装置をつけていない方はまずは、設置を推奨いたします。
これは、屋根置きであっても同様で、よく工場やマンション、商業施設で、自分たちでチェックするから
遠隔監視はいらないという方をお見受けしますが、しっかりと毎日チェックされている方や企業は
ほとんどいませんので、設置を推奨いたします。
その上で、一番起こるロスに繋がる不具合は、パワコンの停止です。この復旧にすぐに
駆け付けられる体制を持っておくだけで、事業収益に影響が出てきますので体制の構築を推奨いたします。
①遠隔監視の設置
②ある程度早めに現地に駆付けられる体制をもっておく
上記2点を意識して頂くと良いでしょう。
パワコン停止の例 (エラーコードがでています)
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