ブログ
9.282016
モジュールのインターコネクタ不具合について
先日千葉県成田市の低圧設備に施工会社の方と行って参りました。
依頼内容は、発電量低下の原因究明という事で、豪雨の中現場に向かいました。
現地では奇跡的に晴れ間がのぞき、早速調査を開始。
怪しいと思われるストリングのIVカーブ測定を行うと、やはり他のストリングより、
電圧が10Ⅴ程度低くなっていました。
外見上は一切目立った不具合もない為、更に特定するために、
戸上電機のセルラインチェッカという断線特定機器を使用し、該当ストリングの
モジュール全8枚をチェックすると、ある1枚のモジュールの上部クラスターで反応しない
箇所がありました。
恐らくこのモジュールのインターコネクタの不具合が要因と推測される為、
ここから、配線を外し、このモジュールのIVカーブ測定を行ったところ、
やはり電圧が12Ⅴ程度前後の正常なモジュールより低く(ただし発電はしている)
上部クラスタの何らかの不具合と特定されました。
上記のように、モジュール個別の不具合というのは調査をすれば無数にあります。
ただし、発電量への影響がわずかであるため、外見上の変化がなければ見つかることはほぼありません。
このような不具合モジュールが増えると当然バイパスダイオードを経由し、他の電気の通り道への
負荷が増えますので、他の二次故障に繋がるリスクが高まります。
ぜひ定期点検と、不具合の調査を実施することをお勧めいたします。
お問い合わせはこちらへ
太陽光発電メンテナンス全国対応テクノケア