太陽光発電のメンテナンス費用

改正FIT法による太陽光発電のメンテナンス義務化に伴い、メンテナンスの需要は高まっています。

しかしながら改正FIT法施行前に設置された方は、販売店からメンテナンスフリーやメンテナンス費用は

かかりませんといった話を聞き、20年間の収益シミュレーションにも入れていない事業主様がほとんどではないでしょうか。

そのような状況の中、メンテナンスを検討する上でのポイントは以下となります。

①コストを抑えながらも、適切に手抜きなく実施する。

②設備の状況(地域特性、物件特性)に合わせたメンテナンスを実施する。

それぞれ見ていきましょう。

 

①コストを抑えながらも、適切に手抜きなく実施する。

当然ですが、毎年の固定費が発生すると投資回収は悪化します。しかしながら、保守メンテナンスを行わないことで、

数年後さらに悪化するリスクもまたありますので、コストを抑えながらしっかり行うことが重要です。

基本的な設備維持費の考え方は、平成29年度の買取価格決定の為の調達委員会の算定値が公になっている数字です。

その資料によると、容量の違いはありますが、概ね1kWあたり5000円となっています。つまり、低圧約50kWの場合、

年間25万円の維持費というのが1つの目安となります。この金額は如何でしょうか?

50kW低圧であれば価格によっても変わりますが、1年で150万円~250万円の売電収入となるはずです。

その中の25万円という数値は非常に高いと感じられる方が大半だと思います。

当社でも相場を決めるつもりはありませんが、概ね低圧であれば、買取価格にもよりますが

維持費用の目安は10万円/年程度と考えています。ここから実施項目や回数を絞っていくことでコストは更に抑えられます。

また、分譲案件や、高圧案件であればさらに単価は抑えられますので、1つ目安に考えて頂ければと思います。

 

設備の状況(地域特性、物件特性)に合わせたメンテナンスを実施する。

一言で言うと、必要のな項目だけやりましょう。ということになります。

改正FIT法で順守が求められている事業計画ガイドラインの中で、メンテナンス義務化にあたる部分が、

以下の文章になります。

”④ 民間団体が作成したガイドライン(付録参照)を参考にし、同等又はそれ以上の内容 により、

着実に保守点検及び維持管理を実施するように努めること。”

この民間ガイドラインの中にも、点検頻度や内容を設備の状況により変えていく必要がある旨の

記載がありますので、設備の現況をよく把握し、必要なものだけ実施していくことが重要です。

 

 

 

ページ上部へ戻る