メンテナンスの基礎知識

メンテナンスに関する基本的な知識についてご紹介いたします。

※2017年4月に施行される改正FIT法の中の、事業計画ガイドラインおよび民間団体が定めた保守点検ガイドラインの内容が最終確定次第それに合わせて変更をして参ります)

1.現場で起こっている不具合

モジュール・架台周辺

汚れ 火山灰  スネイルトレイル 拡大  ひび割れ
パネルの汚れ           スネイルトレイル          ひび割れ

CIMG4133 CIMG6356 抑え金具外れ
直流配線のたるみ         架台金具の錆           架台金具の緩み

パワコン・接続箱・集電箱

CIMG6569 佐倉宮本K区画エコナビ焼損箇所アップ パワコンの故障
ボックス内部の汚れ         端子部の焼損       PCSの停止

設備全体

小美玉 樹木倒壊3  %e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0%e7%94%a8%e3%80%80%e8%8d%89
天災による設備破壊           雑草

水害 つくばみらい 電線盗難2
水害による発電停止         配線盗難

上記のような不具合が多くの設備で起こっています。また、今は問題なかったとしても、今後20年の間に起こってくる可能性がございます。
これらの不具合によって、発電量のロスに直接影響がある場合、直接はないが将来のロスのリスクに繋がる場合など、対応の緊急性は様々ですが、
場合によっては、今すぐに対処しないと大きな事故や人命に関わる事象も出てきますので、次にあげるメンテナンスを定期的に実施することを推奨いたします。

 

2.どのようなメンテナンスを行うべきか?

発電量を最大化するためには、ロスを最小化させる必要があります。

そのためには以下が必要になります。

①ロスをいち早く発見する。ある程度小さなロスを発見できる体制にする。

②将来の大きなロスに対する予防と対策

③発見時に早急に対処する

①については、主に下記にてロスを発見する体制を整えていく必要があります。
*より監視単位の細かい遠隔監視装置を導入する。(コストとのバランスを取りながら)
*定期点検を実施し、現場でしか見つからない不具合を洗い出していく
*定期点検の頻度を上げる。ただしコストとのバランスがあるので、簡易の目視点検と計測を効果的に組み合わせる

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②については、以下のような対策を講じていく必要があります。

*定期点検で、手抜きなくチェックをしていく。例えば架台の緩みなどは、その時点で問題はなくても、将来架台が飛んで
事故になるなどの大きなロスに繋がる可能性のあるところは、まじめに手抜きなくチェックすることが重要です。

*損害保険の加入および営業利益保証等のリスク対策の実施

*メンテナンス実施設備が、改正FIT法も含めた各法令に遵守した設計になっているかどうかをチェックする。
これには相当な知識が必要になりますので、専門家に相談していく必要はあるでしょう。

 

③については、施工会社との連携を確認しておく必要があります。施工した会社が何かあったときに駆け付けてくれれば良いですが
1年以上経つと有償になったり、そもそも倒産しているケースもありますので、駆け付け対応サービスも検討する必要があるでしょう。
また、当社では、関係する各メンバーが以下の講習を受講しております。
背景としては、労働安全衛生法では、事業者は感電等の災害を防止するため、
従業員に「低圧および高圧特別高圧の充電電路の敷設若しくは修理の業務又は配電盤室、
変電室等区画された場所に設置する低圧電路のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務」
に従事させるときは、安全または衛生のための特別の教育を行うことを義務づけている為です。
●低圧電気取扱業務特別教育
●高圧・特別高圧電気取扱者安全衛生特別教育講習会

 

3.メンテナンスの実施体制の構築

H29年4月に施行する改正FIT法では、適切な保守メンテナンス体制を整えることが事業者に求められています。

太陽光発電設備メンテナンス体制を整え、現場で起こっている内容を事業者自身が把握し、小さなロスでも改善していくことが必要です。

いずれにしても、事業主(設備オーナー)自身が誰よりも当事者意識を持つことが最も重要であり、その意識によって、

発電設備が20年以上適切に稼働するかどうかが決まるといっても過言ではないでしょう。

 

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